横浜F・マリノスは敗戦で16位転落、相手を圧倒するほどのハイラインは諸刃の剣なのか

横浜F・マリノスは2試合連続で逆転負けを喫し、降格圏の16位に後退となった。
後半13分にMFオリヴィエ・ブマルの移籍後初ゴールで先制に成功したものの、高いライン設定で人数をかけて前がかりに攻める裏を突かれカウンターから少ない手数であっという間に2ゴールを奪われての敗戦となった。

試合を支配した前半は立て続けにチャンスを作るものの決定機を生かせず。ポゼッション率で上回り走行距離、スプリント回数でも相手を凌駕したはずなのに課題にしていた“2点目”が程遠く勝利は幻となった。


横浜F・マリノスは2試合連続で逆転負けを喫し、降格圏の16位に後退した。後半13分にMFオリヴィエ・ブマルの移籍後初ゴールで先制に成功。高いライン設定で…
出典:ゲキサカ

ポステコグルー監督のサッカーとマリノスの伝統である堅守の融合

今シーズンから元オーストラリア代表監督のポステコグルー氏を迎え入れた横浜F・マリノスですが、ここまでは大苦戦を強いられている。

監督が標榜するポゼッション重視の魅力的な攻撃サッカーは相手を圧倒するものの、そのハイラインの裏を突かれて失点するというパターンが多い。
結果として伝統の堅守は失われ順位もズルズルと後退としており、変革期の産みの苦しみとはいえ予想外の展開がサポーターには辛いものとなっているようだ。

今シーズンの横浜F・マリノスは10番の斎藤学選手が川崎フロンターレに移籍するなど、前年の中村俊輔選手の退団に次ぐ混乱の中での船出となった。
それでも昨シーズンは天皇杯で準優勝するなど一定の結果が出たためこの改革は前に進んでいるとサポーターも実感できていただろうが、今シーズンはその流れが止まったかのような強いストレスの溜まる結果となっている。

やっているサッカー自体は監督の理想を体現出来つつあり、さすが優秀な選手が揃っているなと思わせますが結果が伴わなければ信頼も崩れてしまう。
今後の立て直しに期待をしたい。

まとめ

まだ順位に一喜一憂する時期ではないとはいえ、一度もJ2降格の経験がない横浜F・マリノスが降格圏に沈んだことは波乱が多い序盤のJリーグの中でも驚きを隠せない。

新しいサッカーは魅力的ではあるものの、伝統的に硬い守備で粘り強く勝ってきたチームにとって、こうもあっさりと失点を許す状況は耐えがたいものが選手やサポーターにもあるのではと忖度してしまうほどだ。

これを生まれ変わる為の前向きな痛みと取るのか、伝統が崩れていく危機と感じるのか。
どちらにしてもチーム内での意思の統一化を図り、産みの苦しみのこの時期をどう乗り越えるのか今後の課題だと言えるでしょう。